特養で働く看護師の仕事は、病院やクリニックに勤務する看護師と仕事内容が異なります。
そのため特養への転職を目指す場合、どんな状況に直面することがあるかを知っておくと心の準備に役立ちます。
特養にはさまざまな職種の人が勤務しています。
看護師以外に介護士や生活相談を行う相談員に加えて施設の職員が含まれます。
看護師の配置人数はあらかじめ決まっているため、同じ看護師と接する機会は少なく、むしろ介護関連の方と接する機会の方が多くなります。
そのため話題がなかなか合わなかったり、年齢層の違いから趣味や嗜好が合わなかったりといった状況が生じる可能性もあります。
そのような状況では、できれば仕事上の付き合いと割り切る姿勢も大切です。
なお特養では医師は常駐していないので、医療行為は基本的に看護師のみが行います。
そこで生じるのが看護師にかかる負担です。
看護師が医療判断を迫られることが多いことから、的確な判断力が求められます。
このような状況に慣れるためには、前もってどんな状況が発生する可能性があるかを想定して、対処法をいくつか考えておくと良いでしょう。
特養に勤務する看護師の人数は30人につき1人と法律で定められています。
そのため多くの施設では看護師一人が多くの入所者に向き合う状況になっています。
このような場合仕事を介護士とあらかじめ分担して、負担を分け合うようにしましょう。
看護師の負担は大きいため、お願いできる部分は任せることも重要です。